■日本語NAT TEST(中国名称:日語NAT考試)について■
日本語能力試験との比較を中心に
 
 
  ■日本語能力試験■ ■日本語NAT TEST■
(中国名称:日語NAT考試)
主催団体
国内: 財団法人日本国際教育支援協会
中国: 独立行政法人国際交流基金
国内: 専門教育出版
日本語NAT TEST運営委員会(東京)
中国: 日語NAT考試運営委員会(珠海)
実施回数 年1回 年4回
試験形式
第1部門: 文字・語彙 100点満点
第2部門: 聴解 100点満点
第3部門: 文法・読解 200点満点
  合計400点満点 4択方式
同左
但し、第1部門にカタカナを書かせる問題があります。
【注記】
 日本語においてカタカナ語は日常頻繁に使用されており、非常に重要なものです。その多くは外来語ですが、必ずしも外来語本来の音そのものではありませんので、日本語としての正確なカタカナ表記がどうしても必要と考えるからです。
語彙数
4級: 800語
(原則として語彙表の728語を含む800語および「あいさつ語等表現」の中の当該項目)
3級: 1500語
(原則として語彙表の1409語を含む1500語および「あいさつ語等表現」の中の当該項目)
2級: 6000語
(原則として語彙表の5035語を含む6000語および「あいさつ語等表現」の中の当該項目)
1級: 10000語
(原則として語彙表の8009語を含む10000語および「あいさつ語等表現」の中の当該項目)
8009字までのシラバスあります。
4級: 約1000語
3級: 約2000語
2級: 約6000語
1級: 約10000語
10172語までの級別「1万語彙集」があります。
【注記】
 語彙数だけを見れば、日本語NAT TESTの方が若干多くなっておりますが、上記のように、日能試は約80%の語彙だけを指定し、他の約20%は「適宜使用可」という方式をとっておりますので、実質的な語彙数は両者ほぼ同じと考えます。
漢字数
4級: 原則として漢字表の103字
3級: 原則として漢字表の284字を含む300字
2級: 原則として漢字表の1023字
1級: 第1水準漢字1926字、第2水準漢字114(合計2040字)
級別のシラバスがあります。
4級: 102字
3級: 428字
2級: 1338字
1級: 1864字
級別の「漢字基準」があります。
【注記】
 漢字数だけを見れば、3級と2級で日本語NAT TESTの方が多くなっております。しかし、上記のように、日能試は3級では284字だけしか公表しておりません。いずれにしても3級と2級では出題漢字が日本語NAT TESTの方が多くなっておりますが、これは次の学習時間における両者の違いに由来するものと考えられます。また、同時に、日本語NAT TESTは日能試の模擬試験としても利用可能であることを意図しており、そのために日能試よりも基準が若干厳しくなるのはやむをえないことと考えます。
学習時間
4級: 150時間
3級: 300時間
2級: 600時間
1級: 900時間
4級: 200時間
3級: 400時間
2級: 800時間
1級: 1000時間
【注記】
 全体に想定学習時間数は日本語NAT TESTの方が多くなっております。日語NAT考試は、現在使用されている多くの教科書が、初級1:200時間(3か月)、初級2:通算400時間(通算6か月)、中級:同800時間(同1年)、上級同1000時間(同1年以上)となっており、それぞれの学習到着目標が、4級、3級、2級、1級となっていることを根拠にしております。また、同時に、日語NAT考試は日能試の模擬試験としても利用可能であることを意図しており、そのために、漢字基準同様に日能試よりも基準が若干厳しくなるのはやむをえないことと考えます。
合格基準
1級: 70%(280点)以上
2級〜4級: 60%(240点)以上
1) 1級〜4級、いずれも、@各部門とも40%以上の得点で、かつ、A全体で70%以上の得点
2) 上記は原則であり、全体の結果によって、上記1)Aの「70%以上」を、適宜「65%以上」または「60%以上」と合格基準を柔軟に変えることとします。
【注記】
 日本語NAT TESTでは、日能試にはない「各部門とも40%以上の得点」という合格基準を設けております。これは、「読む」「書く」「聞く」「話す」すべての能力が受験生に満遍なく備わっているかどうかを見るためのもので、私どもの日本語NAT TESTが受験生の日本語能力を総合的に判断できる大きな拠所となるものです。特に第2部門の聴解を意識したもので、海外の学習者には若干厳しい規定かもしれません。
 また、日本語NAT TESTでは、「1万語基準」や「漢字基準」等を定めて作問をし、回ごとの難易度の安定を図っておりますが、回により、また、受験生によっても、合格率は一定しないのがふつうです。そこで、日本語NAT TESTでは、おおよそ40%以上の受験生が合格をするように、上記の例外規定を柔軟に使用しております。日能試の合格率等もほぼ同様の合格率になっており、日本語NAT TESTは日能試の模擬試験にも使用できるという性格上の配慮でもあります。
その他の基準
アクセント:
 基本的には標準アクセントを基準としますが、第2部門の会話等で若い人が日常使用するアクセントも可としております。いわゆる、アクセントの平板化です。
 例:グラフ、ドラマ など
 
表記:
 基本的には一般的な辞書の表記を基準としますが、問題文中では日本人が日常一般にする表記も可としております。但し、漢字問題としては出題をしません。
 例:一所懸命、一生懸命 など
特に定めがありません。